インストアコードシールJAN
インストアコードでもよく使われるのはやっぱり読み取り機材に困らないJANコードタイプ
◎インストアコードの作り方
JANコードをインストアコードとして使う場合、大前提として「3つの約束」があります。
- JANコードのルールである13桁を用い、最後の13桁目がチェックデジットになること
- インストアコードで使える先頭の二桁は02(生鮮)、または20-29の数字に決められていること
*20-29はどれを使っても構いません。
部門やカテゴリーでそれぞれ割り振ると便利です
*残りの部分の10桁はお店で自由に設定することができます - 自社店舗やグループ店舗内では自由に使って良い代わりに、
店の外に出してはいけません
の3点です。
先頭以外の残り10桁の数字の決め方の例
おすすめなのは店で良く使われているNonPLU形式です。
バーコードに価格が含まれるので、重さで価格が異なる生鮮品やサイズで価格が異なるアパレル商品の価格をいちいちデータベースに入力をする必要がないのが利点です。
直売所や個人店などの場合
例)製作20アイテム目の5000円の陶器の皿に付けるバーコード

2300020050008のJANコードとなります。
もちろん先頭を20にしてもよいですし、商品コードを6桁にして、価格を4桁にしても構いません。例では商品コード6桁としていますが、それを分けて生産者コード3桁、商品コード3桁などにしても大丈夫です。
生鮮食品の場合
生鮮食品の場合は先頭二桁を02、チェックデジットの前を価格にしていることが多い。
例)豚ロース 100g 150円

0202100001509のバーコードとなります。
利点は同じ商品でも重さごとに価格を変えることができることです。
欠点は価格が入っているので、生鮮食品によく見られる夕方のセール時などではレジで価格を引く手間が必要だということでしょうか。
衣料品の場合
衣料品は同じデザインでも色やサイズなど展開があります。
ですので、全てを管理しようとすると色やサイズにそれぞれ番号を振り分けてあげることが必要です。
例)Tシャツ サイズM カラー黒

2511023202091のバーコードとなります。
これに価格を含んだ従来のNonPLU方式のバーコードを使い、二段のバーコードを使う場合や従来のバーコードにNW-7のインストアコードの組み合わせで使ったりと店により様々な方法が存在しています。なぜなら基本的に衣料品では業界に統一したものがなく、各メーカー独自の商品コードを持っているため、各店でインストアコードのタグで管理していることが多いのが実情です。
その他
オリジナルの使い方をしている店舗もあります。
例えば製造工場別にバーコードの一部を変えることで不良品が出た時に特定をしたり、弁当などの配送日時によってバーコードの一部を変えれば、いつ生産した弁当が一番売れているのかなど細かいデータを取ることができます。
使い方次第では管理や販売する上で、大きな武器となります。